イヤイヤ期の育児奮闘中
こんにちは。3児の子育て奮闘中のゆるりです。
現在、6歳・4歳・3歳の子どもを育てています。年齢が近い分、大変な時期が重なり、まるで時間がビューンと過ぎていくような感覚です。最近、6歳の長女が一人でできることが増え、少し楽になりました。しかし、今度は3歳の息子のイヤイヤ期がピークに!

「どうしたら子どもがスムーズに成長できるの?」
そんな悩みを抱えながら、以前購入した育児本を再び開いてみました。それが モンテッソーリ教育 に関する本です。
- イヤイヤ期の子どもを育てているママ・パパ
- モンテッソーリ教育に興味がある人
- 育児のストレスを減らしたい人
- イヤイヤ期は「秩序の敏感期」であり、成長の一部であること
- モンテッソーリ教育の「敏感期」を理解すると育児が楽になること
- 環境や声かけを工夫すれば、子どもが「自分でできる」ようになること
モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育は、イタリアの医師・教育者マリア・モンテッソーリによって開発された教育法です。子どもの自主性を尊重し、「敏感期」に応じた環境を整え、五感を使った体験的学習を重視します。教師は指導者ではなく観察者として子どもを支援し、自発的な探求心を育みます。独自の教具を使い、自己選択や自己学習を促すことで、集中力・創造力・問題解決能力を伸ばします。この教育法は、幼児教育を中心に世界中で広く採用されています。
モンテッソーリ教育は、子どもの「敏感期」に着目し、それぞれの成長段階に合った関わり方をする育児法です。これを実践すると、子どもが自然と「自分でできる力」を身につけ、親の負担も軽くなります。
今回読んだ本はこちら👇
- 『モンテッソーリ流 たった5分で「言わなくてもできる子」に変わる本』
- 『子どもの才能を伸ばす最高の方法 モンテッソーリ・メソッド―――「自律した子」の育て方すべて』(Kindle Unlimited対応)
モンテッソーリ教育をもっと早く知っておきたかった!
6歳の長女の成長を見ながら、「もっと早く深く学んで実践しておけばよかった」と感じました。
特に 敏感期 を理解すると、子どもの行動の意味がわかり、育児のストレスが軽減されます。
【必見】モンテッソーリの「敏感期」とは?
敏感期とは?
子どもが特定のことに強く興味を持ち、同じ行動を繰り返す期間のこと。成長にとって重要な時期で、6歳を過ぎると消えていきます。
こんな行動を見かけたら「敏感期」かも!
「なんでこんなことにこだわるの?」「また同じことやってる!」と思う行動は、実は 成長のチャンス なのです。

物静かと思えば・・・
ティッシュをひたすら出していたりしませんか?笑
前記事でも書きましたが、子供のいたづら=賢くなっている時期 なんですよね。(脳科学のデータあり)


これを知ってから、今までを思い返すと、怒るポイントずれていたなと。
むしろ、子供が成長している時期だったと反省です。
【年齢別】モンテッソーリ教育で見るべき「8つの敏感期」
敏感期の種類 | 年齢 | 特徴 |
---|---|---|
秩序の敏感期 | 2~3歳 | 「同じやり方」にこだわる(イヤイヤ期と重なる) |
感覚の敏感期 | 0~6歳 | 五感が最も敏感な時期 |
運動の敏感期 | 0~4歳半 | 体全体を動かしながら成長する |
言語の敏感期 | 胎生7ヶ月~5歳半 | 爆発的に言葉を習得する |
書くことの敏感期 | 3~5歳 | 文字を書くことに興味を持つ |
読むことの敏感期 | 4~5歳半 | 文字を読むことが楽しくなる時期 |
数の敏感期 | 3~6歳 | 数を数えたり、時計やカレンダーに興味を持つ |
文化・礼儀の敏感期 | 4歳半~ | 社会性が芽生え、知的好奇心が高まる |

イヤイヤ期は「秩序の敏感期」!上手な接し方

2~3歳のイヤイヤ期は 「秩序の敏感期」 にあたります。
子どもが「こだわる」理由
👦 同じ場所・順番・やり方にこだわる → 初めての経験ばかりで不安が多いため、ルーティンを守ろうとする
👦 お気に入りの靴しか履かない → それが安心につながる
👦 特定の行動を嫌がる → まだ理解が追いついていない可能性あり

息子が半年以上、、毎日、長靴だけをはきつづけていましたよー。笑
親ができること
✅ なるべく変化を少なくする(急な予定変更を避ける)
✅ 「いつものやり方」を尊重する
✅ 「イヤ!」を受け止めつつ、子どもに選ばせる(例:「赤い靴と青い靴、どっちにする?」)

イヤイヤ期は長くても 1年半程度。終わりが見えていると思うと、少し気が楽になりますよね。
子供の敏感期別の対策はどうしたらいいの?
① 秩序の敏感期(2~3歳ごろピーク)
こだわりが強くなる時期
- いつもと同じやり方・場所・順序にこだわる
- 生活のルーティンが安心につながる
- イヤイヤ期とも重なり、大変な時期だが約1年半ほどで落ち着く
✅ 対策:できるだけ同じ環境・流れを保ち、子どもの安心感を大切にする
② 感覚の敏感期(0~6歳ごろ)
五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が最も発達する時期
- 0~3歳:感覚を吸収し、たくさんの体験をため込む
- 3~6歳:それらを整理・分類し、世界を理解していく
✅ 対策:色や音、香り、食べ物、触れる素材など、豊かな感覚体験をさせる
③ 運動の敏感期(4歳半ごろまで)
体の動かし方を学ぶ時期
- 粗大運動(体全体):走る・飛ぶ・ぶら下がるなど
- 微細運動(手指):紐通し・折り紙・はさみ・針仕事
✅ 対策:たくさん体を動かし、遊びの中で運動能力を育てる

指先を動かす運動は、脳神経細胞を成長させるんだとか。
指を動かそう!!
この時期に存分に体を動かした経験をしていると、将来「ここぞ」という時にエネルギーが出せる大人になるそうです!
④ 言語の敏感期(胎生7ヶ月~5歳半)
言葉を爆発的に吸収する時期
- 胎児7ヶ月~3歳:話し言葉の習得
- 3歳半~5歳半:文字に興味を持ち始める
✅ 対策:赤ちゃん言葉を使わず、正しくゆっくり話しかける

7ヶ月の胎児には、聴覚器官である耳が完成し、機能が始まっているので、お腹の中ですでに、話ことばの敏感期が始まっているんだとか!!
美しい言葉で語りかけてあげる事が大切。
⑤ 書くことの敏感期(3~5歳)
文字を書く準備が始まる時期
- 4歳ごろから文字に興味を持つ
- 指先の筋肉や手首の柔軟性が必要・・・鉛筆を握るのは三本指の筋肉
✅ 対策:小さなものをつまむ・ボタンを留める・線をなぞる遊びを取り入れる

この時期を上手に使うと子供も楽しく読み書きを習得できるようです。
次女が4歳なのでさっそく、取り入れてみよー。
⑥ 読むことの敏感期(4~5歳半)
文字を読むのが楽しくなる時期
- 語彙力や想像力が必要
- 壁に文字を貼ったり、絵本を身近に置くと興味を持ちやすい
✅ 対策:自然に文字が目に入る環境を作る
⑦ 数の敏感期(3~6歳)
数字に興味を持ち始める時期
- 物を数えたり、カレンダーや時計に興味を持つ
✅ 対策:数を意識できる環境(数カード、カレンダーなど)を用意する
⑧ 文化・礼儀の敏感期(4歳半~)
社会への興味が芽生える時期
- 動物、宇宙、歴史、地理などに興味を持つ
- 社会的マナーや礼儀を学ぶ
✅ 対策:図鑑を活用し、知的好奇心を育てる
【実践】モンテッソーリ教育で「言わなくてもできる子」に
🔸環境を整える
- 子どもが自分で片付けられる収納を作る
- 使いやすい高さの机や道具を用意する
🔸手先を使う遊びを取り入れる
- 穴にひもを通す(指先の発達)
- 鉄棒や雑巾がけ(腕の筋力を育てる)
🔸「できた!」を増やす声かけ
- 「〇〇ができるようになったね!」
- 「自分でできてすごいね!」
子どもの成長をポジティブに見守ることで、親も気持ちが楽になります。
【まとめ】イヤイヤ期は成長のチャンス!

- ヤイヤ期は「秩序の敏感期」であり、成長の一環として必要な時期
- 敏感期を理解すると、子どもの行動の理由が分かり、育児のストレスが減る
- モンテッソーリ教育では、各敏感期に合った環境を整えることが大切
- 「こだわり行動」は、子どもが安心感を得るためのもの
- イヤイヤ期は長くても1年半程度なので、焦らず見守ることが大事
- 自分でできる環境を作ると、子どもの自主性が育つ
- 選択肢を与えることで、イヤイヤを減らしスムーズに行動できる
- 手先を使う遊びや体を動かすことで、発達を促進できる
- 子どもの成長を前向きに捉え、「いたずら=学び」と考える
- 育児は完璧を目指さず、できる範囲でゆるく取り入れることが大切
イヤイヤ期=成長の敏感期 であり、限られた期間 です。モンテッソーリの考え方を取り入れることで、子どもの行動を前向きに受け止めることができます。
子供の成長は個人差もあるのでこれが絶対ではないと思いますが、何となく頭の片隅に入れておくといいと思います。
モンテッソーリの本って、育児のハウツーというより、親の意識を変えるための本だなぁと感じます。
モンテッソーリの敏感期を知ると、子どもの行動の意味が見えてきて、前向きに捉えることで育児がちょっと楽になりました。
とはいえ、常に完璧にはできないし、気を抜きながら「5回に1回くらい意識できればいいかな」くらいの気持ちでこれからも、ぼちぼち頑張っています!参考になりましたら、嬉しいです。

育児はマラソンみたいなものなので、
適度に力を抜きながらですね✨
